ベビーダンスを軸において、講師として活動していた佐村さん。そこで出会ったママたちが、集える場所、学べる場所がほしいと2年間模索し、自分の形を見つけて「おやこじかん」を開設しました。

スクール卒業後、2年模索したあとに「おやこじかん」を開設

「創業スクールなら」受講のきっかけを教えてください。

ベビーダンスを軸において、講師として活動していました。ベビーダンスは、お子さんの対象年齢が0歳〜1歳なので1歳をすぎると卒業。そこで出会ったママたちが、集える場所、学べる場所がほしいと思っていました。

すでに教室を持って活動はしていたのですが、自分の場所作りや活動をいかした違う形のものを作ってみたいという夢があったので、受講を決めました。

「創業スクールなら」に決めた理由は、知人から案内をもらったことと、スクールに行った人たちが周りに多くいて、卒業後の姿も見てきて信頼があったからです。

創業スクールで印象的だったことは？

石川先生の「やりたいこと」「できること」「求められていること」の真ん中がビジネスにつながっているという言葉が印象的でした。自分は、バランスが整えきれていなかったなということに気づかされました。

同期には、創業スクール選手権で発表されたダシルバさんがいて、彼女の事業の思いや計画が、講座の受講中にどんどんと、まとまっていったのを間近にみて、自分がまだお花畑にいるようにふわっとしていることに気づきました。

創業してみて思ったことを教えてください。

石川先生からも小さくスタートしたらいいんじゃないのとアドバイスをいただいたので、創業スクールを卒業してから2年間、いろいろ模索しながら、他のこともやりながらやっているうちに、自分の求めている形が見えてきて、2018年4月に場所を借りて「おやこじかん」を立ち上げました。

「おやこじかん」は、未就園児を持つ親子が毎日通える親子の教室。日頃なんとなく過ごしがちな幼少期に、いつのまにか子どもが成長する中で、ママが理由がわからなくて、戸惑ったり、イラついたり、不安を抱えてしまう人が多いんです。

「おやこじかん」では、その不安などを理由がわかるように伝えます。成長の順番を伝えて、子育てを楽しんでもらえるように、その時にやってほしいことを噛み砕いて説明します。成長には段階があるので、「今の時期はこんな風で、今、これをするとこんな風にステップを踏んで成長しますよ」ということをお伝えしていきます。

「おやこじかん」を立ち上げて、実際には、私一人の夢だと思っていたことに、たくさんの協力者がいて、一緒の思いの人がいて、一緒にやりたい人がいてくれたことに驚きました。

今は、来てくれる人や利用してもらう人に、どうしたら思いが伝わるかと考え、サービスを思考錯誤しています。4月にスタートしたばかりですが、自分の事業なので、臨機応変に対応できるのは、いいことですね。

「おやこじかん」は、私が教える日と、他の先生が教える日があります。私が講師の講座は、幼稚園に入るまでのお子さんを持つ親子を対象にしていて、他の先生達は、どんな女性も受け入れています。今後は、幼稚園から帰ってきたお子さん向けに講座を企画していきたいです。