創業スクール初日の様子を報告いたします。
受講者の皆さんは、初めは緊張されていましたが時間がたつごとに徐々にリラックスしながら、かつ真剣に聞き入っていました。
熱気あふれる受講生
受講生のIです。これから創業スクールのレポートを5回にわたって行わせていただきます。
今日は、大和郡山市商工会で開催される「創業スクールなら」の初日です。
私が教室に行くと、すでに席にはたくさんの受講者の方々が集まっていました。
ビジネス講座では、男性ばかりということが多いのですが、男女の割合は同じぐらい。同期30人でこれから5日間の講座を受講します。すでに熱気が感じられます。
創業は簡単、継続が大変!
開始時間になり商工会の方より全日程担当していただく中小企業診断士の石川聖子先生の紹介があり、先生から「そもそも創業とは!?」という話しから始まりました。
創業とは、事業を行うことなのですが、一番大切なことは「ゆるぎない部分となる、自分らしさ」を創業において発揮することなのだそうです。
日本における開業率・廃業率の推移、諸外国に比べて日本は創業が半分程度ということが印象的でした。
現実的に「創業は簡単、継続が大変!」ということで、それは創業の現実として心に留めておかなければと思いました。
石川先生は「継続するのが大変だからこそ、芯のあるビジネスをすることが大切」とおっしゃいました。それが事業を軌道にのせ継続していく秘訣なのですね。
今現在、日本の会社の8割が赤字で2割が黒字という現実を聞き、いかに事業を通じてお客様に価値を提供し、笑顔になっていただくことが重要なのかを実感しました。
その後は、これから全日程を共に過ごす受講者一人一人の自己紹介の時間です。堂々とそれぞれが、自分のビジョンなどをハッキリと発表されていて、受講生のレベルの高さを感じました。
卒業生の体験談
午後からは創業スクールの卒業生2名にお越しいただき、創業スクールを卒業してからのこと、今のお仕事の状況など、かなり深いところまでインタビュー形式でお話しいただきました。
そのうちの一人、富雄駅前でトトリエ洋裁教室をされている碓氷朋恵さん。
成功話しもあれば、失敗談もあり、織り交ぜて赤裸々に語ってくださいました。
その中で、私自身が心に残ったのは「顧客満足を追求し、受講内容で最大限満足していただく」ことを心がけておられるというところでした。
もう一人は、デザイナー・プログラマーでリンコード・ネットの堤野瑛一さん。
創業するに到るまでの話、創業後に価格設定で安く設定しすぎたという失敗談や納期に追われて、睡眠不足で大変だった話しなど、きれい事だけでは済まされない重要なことを聞くことができました。現在は、ワークライフバランスが整いつつあるそうです。
石川先生によれば、お二人に共通して優れている点は、「仕事に対してのリターンが早いこと」。
メールの返信が早いということは、仕事に対する反応が早く、的確な答えがすぐに返ってくるということなのだと思います。
それが信頼につながり、そしてまた仕事につながるという好循環を生み出すのでしょう。
仕事をしていて、二人が大切にされていること、それは人間関係の重要性だそうです。
こんなに時代が進んでも、結局はそこが大切なんだな、と感じました。また、創業すること自体が最終的にはそこが一番重要なのかもしれないと、お二人の話しを聞いて感じました。
初日からこれだけ内容が盛りだくさんで濃かったので、また次回がとても楽しみです。